こんにちは。
戦略思想研究所 中森です。
昨日のことですが、
ある手紙を受け取りました。
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中森さんへ
これが最後の資料になります。
皆様に提示くださいませ。
(中略)
どうぞよろしくお願い致します。
いろいろお世話になりました。
小山内洋子
二〇二四年一一月二十七日
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手紙と同梱されていたのは、
見慣れたスケッチブック。
61枚にも及ぶ最後の資料は、
動画シリーズ【理論継承・進可編】第八章にて、
解説するためにまとめられたものです。
2020年1月から
ほぼ毎月続けてきた動画撮影は、
「この理論ゆえの諸事情」を事由として、
2024年11月1日より一時中断。
【理論継承・進可編】第八章
第81〜84回の動画配信は、
無期限延期となっていました。
そんな中、最後の資料が届いたことで、
ようやく完結できることになりました。
しかしながら、
第81〜84回の動画に相当する完結コンテンツは、
スケッチブックに書かれた理論の写真データです。
61枚にも及ぶ資料の一枚一枚を写真に収めながら、
全身全霊を注いで理論を刻む洋子さんの姿を思うと、
涙が止まらなくなりました。
樂しそうに溌剌とした洋子さんの
新しい理論の解説を聞くことは、
もう二度とできないのですから。
、、、そうです。
小山内洋子さん他界の知らせを耳にしたのは、
3月8日の朝のこと。
突然の訃報に驚きの声を隠せませんでした。
先月、2月23日、
ご家族に見守れながら息を引き取ったと伺っています。
とても静かで、安らかな最後であったと。
3月7日、ようやく葬儀が執り行われ、
ご家族だけでお見送りしたとのこと。
葬儀が終わるまで外部に一切連絡をしないことを
洋子さんより強くお願いされたご家族は、
その気持ちを受け入れたとのことです。
さらに、葬儀が終わった暁には、
私宛に荷物が郵送されることになっていました。
それが、「手紙」と「最後の資料」です。
洋子さんとご家族のお気持ちを受け入れてから、
訃報を公表すべきであると判断したこともあり、
本日のお知らせとなってしまいましたことを
心よりお詫び申し上げます。
最後の資料の写真データは、
未完であった【理論継承・進可編】第八章の続きであり、
完結コンテンツとなります。
天縄文理論にとって「八」という数字は自由を意味し、
八までは自然が用意し、並べてくれるとされます。
動画シリーズの最後に並べられた第八章の中身には、
昨日まで空きがありましたが、
「最後の資料」が添えられたことで、
中身がいっぱいになりました。
「最後の資料」は、
弊社メンバーサイトにログイン後、
天縄文理論【理論継承・進可編】第八章から
ダウンロードできます。
理論のこととなると誰よりも樂しそう洋子さんの声と
インタビュアー大高未貴さんとの心地よい掛け合いを
思い起こしながらご覧ください。
そして、
これからも理論を樂しみ続けてください。
最後になりますが、
『改訂版 これから二五〇〇年続く皇・繩文時代 天繩文理論』
9〜11ページより引用して締めくくります。
※文字化け防止のため常用漢字の「今」を利用しています。
(以下、引用)
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読者の皆様へ
私は平成六年一月にこの理論と出会って、
「長い間探し求めていたものはこれだ!!」
と魂が揺さぶられるのを覚えました。
師から将来、
この理論書を一緒に書いてほしいと依頼され、
以後一六年間講習会を受講し、
師との対話を重ね、実験の被験者になり、
それによって得られた体験、経験を積み重ね
学ばせていただきました。
そうしているうちに、
私自身も小さな芽を見つける力を得て、
その芽から将来、未来がどうなるか、
少しずつですが読めるようになりました。
理論書は結局、
師の存命中は時期が早いという理由で、
出版は果たせませんでした。
師が亡くなられて理論が未完成に終わったため、
理論書はもう書けないと思っていました。
ところが、ある方から
「こんな素晴らしい理論をたくさん聞いているあなたが、
情報を独り占めしているのは罪悪です。
皆さんに発信するのがあなたの使命です」
と言われたとき、目が覚めました。
こんな壮大な宇宙の真理を説いている
史上初という理論に対して、
私が責任を背負いきれないなどと
躊躇していること自体が傲慢だったこと
に気付かされました。
しかし、
時期的にはまだ早いのではと迷っていたとき、
あの東日本大震災に見舞われ、
混沌とした状況が現出し、
このような時代だからこそ早く本を出版してという
周囲の声に押されて決心しました。
師は生前、
この理論書は全部で五〇〇冊前後になると言われましたが、
無大宇宙の大元から地球の隅々、
そして全生命対に至るまですべてを網羅する理論は
壮大かつ余りに幅広く、奥深く、
すべてを一冊の本に書き尽くすことなど到底不可能です。
今回の理論書は膨大な資料の中から、
この理論の真髄といえる基本中の基本の部分と、
その上に立ったこれから起きるであろう変化について、
特に伝えたいところを抜き出したごく一部分でしかありません。
難解な理論を少しでも分かりやすく書くことを心掛けましたが、
それも今現在の自分自身の力量での読み解きでしかありません。
自分の読み解けたところだけを書くのでは
自分レベルの本に止まってしまうと思い、
自分で解読できないところでも特に必要と思った部分は、
情報として提示することも私の役目と思い、
空白のまま出したことをご了承いただきたいと思います。
なお本書は今迄の本と全く違います。
まず師がいつも口にしていた
「そのまま信じないでください」
というお願いです。
本書は読者の皆様が主役です。
本書をまるまる信じることなく、
本当にそうなっていくのかを検証していって
ほしいのです。
なぜなら、将来、
未来は研究によってこうなっていくのではないかという、
あくまでも仮説の世界です。
この変化はもうすでに始まっているものもありますが、
これから数年、数十年、数百年、最高五百年を要して
徐々に変化するものです。
今は確認する手立てがありません。
特に強調しておかなければならないことは、
この理論が未完成であることです。
そのために間違いがあるかもしれません。
この理論を根幹として、
これから各分野ごとに研究を天分とする方々によって、
間違いを修正していただき、
根を大地に伸ばし、
幹を太くし、
枝葉を付け、
後世の方々に引き継ぎ
大樹に成長させていただき、
この「天繩文理論」を仕上げていってほしいと
願っています。
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(以上、引用)
本メルマガ
徹底解説・天縄文理論【無料版】は、
しばらくお休みすることになりますが、
洋子さんは某出版社に最後の種を蒔いています。
時が来れば、
天縄文理論の新刊発行をお知らせできるでしょう。
それまでの間、
このままお付き合い頂けますと嬉しいです。
動画コンテンツ
「徹底解説 天縄文理論」シリーズ
「天縄文理論【理論継承・進可編】」シリーズ
につきましては、
弊社が存続する限り、
いつでもご購入頂けます。
動画の活用方法については、
『改訂版 これから二五〇〇年続く皇・繩文時代 天繩文理論』
にて記述されているとおりですが、ここで引用します。
(以下、引用)
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動画の活用
理論書の初版本が出版されたのは
平成二五年(2013年)八月でした。
あれから時を経て、
理論は進可し続けています。
本の場合、頁数に限度があり、
すべてを書くことができません。
しかし、
一つの問題に対してそれに付随する重要なことが
たくさんあります。
また、
今迄は怖くて書けなかったことも発表できることが
月日を追う毎に増えてきています。
さらに、
本では叶わない時事問題に絡めた理論的解説や理論書の訂正、
私自身が信号受信によって得た情報、
私自身の変化など逐一報告できる手段が動画です。
その動画に縁あって、
令和二年二月から配信させていただける機会を得ました。
動画の目的は皆様の自立です。
動画は一般書、理論書を読みながら、
新しい資料を加えながら、
より分かりやすく解説しています。
もっと理論を詳しく知りたいという方は、
動画をご覧いただければと思います。
なお、
この理論は一部分を抜粋してお話ししますと
誤解を生じる恐れがありますので、
講習会やセミナーは一切行っておりません。
理論の知識は動画でじっくり「(学)習」をして、
習を重ね最後に「羽」=はばたき、
自立をする一助にしていただけたら幸いです
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(以上、引用)
それでは、また。
哀悼の意を捧げつつ。
戦略思想研究所 中森護
P .S .
大高未貴さんからメッセージを預かっています。
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天縄文理論、
長年にわたってご視聴いただきありがとうございました。
あと1,2回(の撮影)で終了間際になって
洋子さんの突然の訃報。
葬儀もすべて終えられてからの連絡だったので、
最後のお別れもできず、
このメールを書いているいまも複雑な哀しい自分の気持ちを
表現する適切な言葉が浮かびませんが、
ご冥福をお祈り申し上げます。
未完に終わったということは、
私も含め、視聴者の皆様方それぞれが
自身の天縄文理論を完成させるという
大いなる天のはからいを感じます。
ご遺族のご厚意で、
この配信は継続可能となりましたので、
すでにご視聴いただいた方も、
アーカイブをご活用いただき、
天縄文理論を深めていただければ幸いです。
この理論を学んだ方たちは
きっとご縁が深い方だと思います。
天縄文理論、
長年にわたってご視聴いただきありがとうございました。
中森さんも洋子さんとこの理論を世に出してくださり、
貴重なアーカイブをつくってくださったこと
重ねてお礼申し上げます。
大高未貴
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洋子さんとのご縁を繋いで頂いた大高さんには、
心より感謝申し上げます。