心臓の鼓動と宇宙のリズムは共振している

こんにちは。
戦略思想研究所 中森です。

昨日のメルマガでは、
柳木氏の職能である「生命調律」について、
補足説明しました。

一言で言えば、
生命記憶の「声なき声」を掬い上げて、
解放することを目的とした施術となります。

そう言われたところで、
分かったような分からないような、
まだまだそんな感覚だと思います。

ところで、
柳木氏は生命調律を複数人に施していますが、
私も施術を受けたひとりです。

全く身体に触れることのない施術でありながら、
気功ともまた違うようでしたが、
ただひとつ分かりやすい特徴は、
「リズム」を刻んでいることです。

どのようなリズムかは表現しきれません。

そもそも、私が柳木氏に会ってみたいと思ったのは、
「中医学」に高い関心を持っていたからですが、
中医学と生命調律とは直接的な関連はないとのこと。

一方、施術目的は明確で、
対象者の「エゴと人格」を一時的に取り除くことです。

柳木氏が定義する「エゴと人格」は次のとおり。

エゴ=
欲求に基づいた利己的な行動や思考パターン

人格=
先天的人格:遺伝要因のパーソナリティ
後天的人格:人格形成の過程で身についた判断基準、思考パターン

これらを取り除くことで、
生命記憶の「声なき声」を掬い上げ、
解放できるということになります。

また、生命記憶の「声なき声」は、
”象”と言い換えることができます。

そして、”象”は個々人で異なるのです。

一体どういうことなのか、、、?

三木成夫著
『生命の形態学:地層・記憶・リズム』
の記述が最も近いと思いますので、
ここでもまた引用します。

(以下、引用です)
——————————–
心臓の鼓動は血管系の大きなうねりとともに、
植物器官系の持つ、あの「遠観得性」を、
みごとに象徴するものであろう。

上古代人は、それを、大宇宙のリズムの、
小宇宙的、いわば”生物個々”の肉体的な
表現として据えたのであるが、

こうして見てくると、
交感性の獲得によって、人類の循環系が、
にわかに「近感覚性」を、

それも、時とともに”自我的に彩られた”
近感覚の性能を帯びるようになる歴史的な事実を、
認めないでは済まされなくなる。

それは、
前回に述べた”生命呼吸から意志呼吸へ”の
人類史的転換を思わせるものがあろう。

さきの脳血管の出来事と合わせて人類の、
血液循環の性格を教え知らせる、まことに、
象徴的な出来事ではなかろうか。
——————————–
(以上、引用です)

そう、心臓の鼓動です。

生命調律とは、
心臓の鼓動と関係があるように思います。

さらには、
「時とともに”自我的に彩られた”近感覚の性能」
がエゴと人格であると見れば、

「エゴと人格」を取り除く施術とは、
”意志呼吸から生命呼吸へ”の調律であると
考えることができます。

生命呼吸とは、
脊椎動物の歴史に根ざした根源のリズムです。

例えば、唄を伴った作業は、
呼気の相に一致して作業の手が進められ、
吸気の相でその手が休められるといった具合に、
呼吸のリズムと動作のリズムがみごとに一致した、
文字通り互いに”間の合った”ものと言えます。

一方、意志呼吸とは、
現実の私たちの日常の呼吸です。

”息を詰める”労働、
”息を抜く”レジャーといった具合に、
動きとの調和がとれていない呼吸です。

何かと”息もつかせぬ”毎日に追われがちですが、
息を止めなければならないようなストレスに対し、
自らの意志で呼吸を支配している状況です。

とりわけ、柳木氏の施術中のリズムは、
生命呼吸を”思い出させて”くれます。

と言いますのは、
同著引用文に興味深い註釈があるからです。

ぜひこのままお読みください。

(以下、引用です)
——————————–
肉体の持つリズム性には、
小は細胞の発する電流の波から、
大は種の描き出す興亡の波にいたる、
色とりどりの波形が識別される。

このなかで「心拍」と「呼吸」のリズムは、
もっとも身近なものであるが、

とくに前者の心臓の鼓動は、
すでに、胎内の受精卵の時代から、
母親のそれが羊水を通して全身の膚に
滲透しつくしている。

それはまた、
古生代のはじめ腸管が開通して体液の循環が
始まったその昔から、

全身の細胞原形質によって、
歴代にわたり体得しつくされている。

上古代、
宇宙リズムの根源体として把えられたという
そうした「ココロ」の宿る”聖なる空間”を、
ひとびとはほとんど無意識のうちに、
ここに求め続けてきたのだろう。

古人はこれを「蓮華」と呼ぶ。
——————————–
(以上、引用です)

“monadic format”のステータス展開図
“星ノ命図(セイメイズ)”とは、

“人”としてではなく、
“象”としての「娩出日時」、「出産の場所」を根拠とし、
杉村氏のインド占星術を用いて読み解かれます。

詳細は、
象遊社【導入映像】で明かされていますが、

上古代人は、
心臓の鼓動と宇宙のリズムは共振している
ことを理解していたことを鑑みれば、

“星ノ命図(セイメイズ)”とは、
上古代の叡智をあなたのステータスに反映する
ものということになります。

また、柳木氏は、
”象”として生きることで”外向的解脱”を経験
することをひとつの目的としています。

植物器官系の持つ「遠観得性」に到達すること
であろうと思います。

『生命の形態学:地層・記憶・リズム』
の言葉を借りれば、

”植物が、おのれのからだと一部として自然を保有する”
といった思い切った表現に相当すると思うのです。

それとも、
「ココロ」の宿る”聖なる空間”にあたるでしょうか。

このように、
決して”答えを出さない”ことも象遊社の魅力です。

長文となってしまいましたが、
象遊社のコンセプトである”問い”で締めくくります。

”ただ在るのではなく、ただそこに何として在るか”
を問い続けた先に何があるのだろう。

問いの向こう側のまだ見ぬ世界には、
どんな素敵な景色が広がっているのだろう。

”象”として生きるあなたには
どんな景色が見えているのだろう。

ともにその景色を共有できれば、
どんなに素敵なことだろう。

もし、あなたもそうお思いなら、
象遊社に入りませんか?

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https://st-inst.co.jp/syoyusya/

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それでは、また。

戦略思想研究所 中森護

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